栄養コンシェルジュ新着情報:【2026年】手足口病が35都府県で警報レベル超え|子どもの症状・予防と「食べられない」ときの食事を解説

2026年7月23日

「保育園や幼稚園で手足口病が流行している」



「子どもの手や足に発疹が出てきた」



「口が痛いようで、ごはんを食べてくれない」



こんな経験や心配はありませんか?



2026年夏、乳幼児を中心に感染する手足口病が全国的に増加しています。



7月12日までの1週間に全国約2,000か所の小児科定点から報告された患者数は20,557人。1医療機関あたりの報告数は前週の7.03人から9.12人へ増加し、35都府県で警報レベルの目安となる「定点あたり5人」を超えました。全国的に大きな流行となっています。



手足口病は、多くの場合は数日で回復する感染症です。



一方で、口の中の痛みによって水分や食事がとりにくくなったり、まれに重い合併症を起こしたりすることもあります。



だからこそ大切なのは、怖がりすぎることでも、軽く考えすぎることでもありません。



「どのような病気なのか」「家庭で何ができるのか」を正しく知っておくことです。



手足口病とは?子どもを中心に夏に流行する感染症



手足口病(Hand, Foot and Mouth Disease:HFMD)は、主にコクサッキーウイルスA16、A6、A10、エンテロウイルス71などによって起こる急性ウイルス性感染症です。



その名前の通り、口の中、手のひら、足の裏や足の甲などに水疱性の発疹が現れることが特徴です。



日本では乳幼児を中心に夏季に流行し、特に2歳以下の報告が多い感染症として知られています。



通常は感染から3~5日程度の潜伏期間を経て発症し、発熱は約3分の1にみられますが、多くは38℃以下です。



多くの場合、症状は3~7日程度で自然に軽快します。



「よくある夏風邪」と思い込まず、子どもの様子を観察する



手足口病の多くは比較的軽症で経過します。



しかし、まれに髄膜炎や脳炎などの中枢神経系合併症を起こすことがあり、特にエンテロウイルス71による感染では注意が必要とされています。



厚生労働省では、高熱が続く、嘔吐する、頭を痛がる、ぐったりしている、呼びかけへの反応がおかしい、水分がとれず尿が出ないなど、普段と違う状態がみられる場合には医療機関への相談を呼びかけています。



病名だけで判断するのではなく、「いつもの子どもと何か違わないか」を見ることが大切です。



手足口病はどうやって感染する?



手足口病の主な感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染です。



咳やくしゃみだけではありません。



ウイルスが付着した手、おもちゃ、身の回りの物などを介して感染が広がることもあります。



特に乳幼児が集まる保育園や幼稚園では、子ども同士の距離が近く、さまざまな物に触れるため感染が広がりやすくなります。



さらに注意したいのは、症状が治まった後も便などからウイルスが排泄されることがある点です。



「発疹がなくなったから、もう感染対策は必要ない」と考えるのではなく、普段から衛生習慣を続けることが重要です。



手足口病を予防するために家庭でできること



手足口病の感染予防で基本となるのは、特別な方法ではありません。



厚生労働省は、流水と石けんによる丁寧な手洗い、タオルの共用を避けること、排泄物を適切に処理することを対策として示しています。



特に、おむつ交換やトイレの後には丁寧な手洗いが重要です。



感染症が流行すると、「何か特別なものを使わなければ」と考えがちですが、まず大切にしたいのは毎日の基本です。



食事の前、トイレの後、帰宅後。



いつもの手洗いを、いつも以上に丁寧に行うことから始めましょう。



「口が痛くて食べられない」そんなとき、何を優先する?



手足口病では、口の中に水疱や小さな潰瘍ができることがあります。



そのため、「食事を嫌がる」「飲み物もしみるようで飲んでくれない」と悩むご家庭もあります。



こんなときに、「野菜も食べなければ」「栄養バランスを崩してはいけない」と、無理に普段通りの食事を食べさせようとする必要はありません。



まず確認したいのは、水分がとれているかです。



一度に多く飲めないときには、少しずつ試すなど、その子が受け入れられる方法を考えます。



食事も同じです。



口の中の痛みがあるときには、熱すぎるもの、酸味や塩味など刺激を感じやすいもの、硬くて食べにくいものは負担になる場合があります。



そのときの状態に応じて、食べやすい温度・硬さ・量を考えることが大切です。



そして症状が改善し、食欲が戻ってきたら、少しずつ普段の食事へ戻していきます。



ただし、水分がほとんどとれない、尿が出ない、ぐったりしているなどの状態がみられる場合は、食事だけで対応しようとせず、医療機関へ相談してください。



栄養は「正しいものを食べる」だけではない



ここで、栄養について少し考えてみましょう。



健康なときには、「バランス良く食べましょう」という考え方はとても大切です。



しかし、体調を崩したときまで、すべての人に同じ「理想の食事」を当てはめられるでしょうか。



口が痛くて食べられない。



水分しか受けつけない。



食欲が戻り始めた。



元気になり、普段の生活へ戻ろうとしている。



同じ「手足口病」という病名でも、必要な対応は状態によって変わります。



だからこそ栄養学で大切なのは、「何を食べればよいか」を覚えることだけではありません。



その人の身体が今どのような状態なのかを考え、「今、何を優先するべきなのか」を判断する力です。



食品の知識を「人に合わせて使える力」へ



インターネットで検索すれば、「この病気には、この食べ物」「健康のためには、これを食べるべき」という情報はいくらでも見つかる時代になりました。



しかし、食事をするのは「情報」ではなく、一人ひとり違う身体を持つ人です。



年齢も違います。



体調も違います。



生活も違います。



目的も違います。



だからこそ、栄養コンシェルジュ®では、食品や栄養素を暗記するだけでなく、消化吸収、代謝、身体の仕組みを理解し、一人ひとりに合わせて栄養を活用する力を大切にしています。



独自の食品カテゴリーマップ®なども活用しながら、「何を食べるか」だけではなく、「なぜ選ぶのか」「誰に、いつ、どのように提案するのか」まで考えられる力を身につけていきます。



栄養を学ぶことは、大切な人を支える力になる



子どもが体調を崩したとき。



家族の健康が気になったとき。



スポーツを頑張る人を支えたいとき。



健康について相談されたとき。



栄養学の知識は、特別な場面だけで使うものではありません。



毎日の食事がある限り、一生使うことのできる知識です。



ただ知識を増やすだけではなく、「目の前の人に合わせて栄養を考えられるようになりたい」そんな方に学んでいただきたいのが、栄養コンシェルジュ®です。



管理栄養士や医療従事者、トレーナーなどの専門職はもちろん、保育・教育に携わる方、自分や家族の健康について学びたい方まで、幅広く栄養学を学ぶことができます。



「栄養を知っている」から、「栄養を活かせる」へ。



日々の健康を支える、一生ものの栄養学を学んでみませんか?



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参考文献・参考資料



国立健康危機管理研究機構(JIHS).手足口病.感染症情報提供サイト.



国立健康危機管理研究機構(JIHS).手足口病(詳細版).感染症情報提供サイト.



国立健康危機管理研究機構(JIHS).IDWR 2026年第26号<注目すべき感染症> 手足口病・ヘルパンギーナ.2026.



厚生労働省.手足口病.



厚生労働省.感染症対策「手や足、口の中などに発しんはありませんか? 手足口病」.



※2026年7月12日までの患者報告数については、国立健康危機管理研究機構の感染症発生動向調査に基づく報道情報も参照しています。2026年7月12日までの1週間の患者報告数は20,557人、定点あたり9.12人で、35都府県が警報レベルの目安を超えたと報じられています。



FAQ|手足口病の流行・症状・食事について



Q1.2026年は手足口病が流行しているのでしょうか?



A. はい。2026年7月12日までの1週間では、全国約2,000か所の小児科定点から20,557人が報告され、定点あたり9.12人となりました。35都府県で警報レベルの目安を超えており、全国的に感染動向への注意が必要な状況です。



Q2.手足口病の初期症状や特徴は何ですか?



A. 手足口病では、口の中、手のひら、足の裏や足の甲などに水疱性の発疹が現れます。発熱する場合もありますが、多くは38℃以下です。通常は3~7日程度で軽快しますが、症状の出方には個人差があります。



Q3.手足口病になった子どもが食事を食べないときはどうすればよいですか?



A. 口の中の水疱や潰瘍による痛みで食事を嫌がることがあります。無理に普段通りの量や栄養バランスを求めず、まず水分摂取を確認し、口への刺激が少なく食べやすい温度や硬さを考えます。水分がとれない場合は医療機関へ相談しましょう。



Q4.手足口病は治った後も感染することがありますか?



A. 症状がなくなった後も、比較的長い期間にわたり便などからウイルスが排泄されることがあります。そのため、発疹が治った後も、トイレやおむつ交換後の手洗い、排泄物の適切な処理など、基本的な衛生対策を続けることが重要です。



Q5.手足口病を予防するために家庭でできることは何ですか?



A. 基本は流水と石けんによる丁寧な手洗いです。タオルの共用を避け、排泄物を適切に処理することも重要です。特に食事前、トイレ後、おむつ交換後、帰宅後など、日常的な手洗いを習慣にすることが感染対策の基本となります。



FAQ|栄養コンシェルジュ®講座について



Q6.栄養コンシェルジュ®は他の栄養資格と何が違うのでしょうか?



A. 栄養コンシェルジュ®は、食品や栄養素の知識を覚えるだけでなく、消化吸収や代謝、身体の仕組みを理解し、一人ひとりの目的や生活背景に合わせて栄養を実践へつなげる力を重視しています。「知っている」から「提案できる」へ進む実践型の学びが特徴です。



Q7.栄養コンシェルジュ®では食品カテゴリーマップ®をどのように活用しますか?



A. 食品カテゴリーマップ®は、食品を主な成分や身体での役割などから7つのカテゴリーに整理し、目的に応じた食品選択を考えるための実践ツールです。食品を単純に「良い・悪い」と分けず、その人に必要な選択を考える栄養支援に活用します。



Q8.栄養コンシェルジュ®は子どもの食事や食育にも活かせますか?



A. はい。子どもの食事を「野菜を食べさせる」「好き嫌いをなくす」といった視点だけでなく、成長や身体の仕組み、食品の役割から考えられるようになります。保育・教育の現場で食育に携わる方や、家庭で子どもの健康を支えたい方にも役立つ知識です。



Q9.栄養学を学んだことがなくても栄養コンシェルジュ®を受講できますか?



A. はい。栄養学を初めて体系的に学ぶ方も受講できます。身体と栄養の基礎から段階的に学ぶため、医療・栄養の専門職だけでなく、トレーナー、インストラクター、保育・教育関係者、会社員など幅広い方が学びを実生活や仕事へ活かせます。



Q10.インターネットで栄養情報を調べられる時代に、なぜ栄養資格を学ぶ必要があるのでしょうか?



A. 情報を検索することと、その情報を目の前の人へ適切に活用することは異なります。栄養コンシェルジュ®では、身体の仕組みを理解したうえで、「誰に・なぜ・いつ・どのように」栄養を提案するかを学びます。情報が簡単に手に入る時代だからこそ、正しく判断し実践へつなげる力が重要です。



一般社団法人 日本栄養コンシェルジュ協会



「栄養で人と未来を輝かせる」を理念に、科学的・医学的根拠に基づいた栄養知識の普及と、現場で活用できる実践的スキルを持つ人材の育成に取り組むヘルスケア教育機関です。 また、医療・運動・心理・生活科学など多分野の知見を統合し、本質的な健康支援を実現するための「栄養哲学」の研究にも取り組んでいます。 認定資格「栄養コンシェルジュ®」は、医療従事者やアスリートなど多分野の専門家が監修した信頼性の高い栄養学資格で、基礎から応用まで体系的に学べるカリキュラムを提供しています。 さらに資格取得後も、最新の研究情報の共有や学習機会の提供を通じて継続的な学びを支援し、資格取得者の生涯学習と専門性向上をサポートしています。