体重計では測れない運動効果とは?内臓脂肪減少からメンタル改善まで科学的根拠を解説
運動指導の現場で「体重が減らない」と悩むクライアントに出会うことはありませんか?
しかし体重計の数字に変化がなくても、運動は細胞レベルで身体を劇的に変化させています。
日本栄養コンシェルジュ協会noteの記事では、運動がもたらす見えない健康革命について、運動指導者向けに解説しています。
本記事で概略を押さえた後に、ぜひnoteの記事をご一読ください。
有酸素運動が内臓脂肪を減らすメカニズム
研究により、体重に変化がなくても内臓脂肪を効果的に減少できることが実証されています。
週3回、20〜30分以上の有酸素運動を継続することで、ミトコンドリアが活性化し基礎代謝が向上します。
さらに注目すべきは、運動が慢性炎症を抑える点です。
筋肉を動かすことで放出されるマイオカインという抗炎症物質が、肥満による全身性炎症を和らげます。
また、最大酸素摂取量の60%以上の運動強度では、食欲抑制ホルモン「PYY」や「GLP-1」が分泌され、空腹感が一時的に抑制されます。
この効果を活用すれば、クライアントの自然な食事量コントロールをサポートできます。
筋力トレーニングで実現する持続的な体質改善
同じ体重でも筋肉量が多ければ、引き締まったボディラインと太りにくい体質が手に入ります。
筋トレによるミトコンドリアの質的向上は、安静時の脂肪燃焼効率を高め、長期的な体型維持を可能にします。
指導時の重要ポイントは、正しいフォームの習得と適切な頻度設定です。
週2〜3回の実施で筋肉の回復時間を確保しながら、成長ホルモンやBDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌を促進できます。
初心者には自重トレーニングから始め、段階的に負荷を上げる方法が効果的です。
メンタルヘルスと脳機能向上のエビデンス
運動によるBDNFの増加は、神経細胞の成長と記憶力向上に直結します。さらにエンドルフィン、セロトニン、ドーパミンの同時分泌により、クライアントのメンタル面も大きくサポートできます。
集中力や判断力の向上も期待でき、日常生活の質的改善につながります。
うつ症状の軽減効果も報告されており、運動は心身両面からの健康アプローチとして非常に有効です。
全文はこちらからご覧いただけます。
体重計では分からない!運動がもたらす4つの本当の健康革命とその手順ガイド
日本栄養コンシェルジュ協会note記事では、続けられる運動習慣の作り方とコツについても掲載しております。
ぜひ、クライアントの健康づくりのヒントとしてお役立てくださいませ。
